【寺院名】霊雲山 蟠竜寺(ばんりゅうじ)
【宗派名】浄土宗
【別名】
【住所】東京都目黒区下目黒3-4-4
【本尊】阿弥陀如来
【開山】霊雲上人
【開基】
【由緒】目黒行人坂明王院付近にあった称明院(1648年開創)を、宝永6年(1709)大本山増上寺第二霊雲上人により現在地に移され霊雲山称明院蟠竜寺と改名再建された。更に同7年永代式条を定めた。本尊阿弥陀如来像(寄木造)は平安末の名作で念仏道場にふさわしいものである。境内には、中興開山霊雲上人碑(1723年建立)が現存し、紫衣沙門であり、学僧でもあった旨の碑文がみえる。宝暦3年(1753)大本山増上寺第45世成誉大玄大僧正は浄土律の復興を志し、不能律師を招き律院建立を図ったが中途遷化せられた。同46世妙誉定月大僧正はその志を継ぎ、京都嵯峨清凉寺の尭雲和尚を同山3世として迎え、さらに53世嶺誉智堂大僧正により、律院の定規、別軌を定めた。「不許辛肉酒入山門」の結界石は律院の名残を留めている。
【寺宝】本尊阿弥陀如来像(都重宝)/一光三尊仏/地蔵尊/岩屋弁財天