【寺院名】延兼山 妙立寺(みょうりゅうじ)
【宗派名】日蓮宗
【別名】
【住所】静岡県湖西市吉美2745
【本尊】久遠実成之釋迦牟尼佛
【開山】日什大正師
【開基】
【由緒】妙立寺は、至徳3年(1386)に日什大正師によって吉美東郷小山田(現在の湖西市古見)に草創された霊場である。今を去ること約600年前、至徳3年の秋、開基檀越・佐原常慶、内藤金平両氏が公用の旅の途中、府中の宿で、正法、法華経の弘通中の日什大正師の説法を聴聞し、深く感ずるところがあって、湖西の地に招請し、村民をして法雨に浴せしめ、翌年妙立寺を建立する機縁が結ばれた。創立49年後、永亨6年(1434)先の小山田より市内愛河に転寺し、現在城山と呼ばれる所で永禄10年(1567)今川氏真が寺境を接収して境目城としたため、その換地として寄進したのが現在の妙立寺の地である。その後、今川氏及徳川氏はともに妙立寺を祈願寺とし、76石余の寺領が寄進された。開創以来、法灯は維持され、深く人々の信仰を集め、今日に至っている。
【寺宝】紺紙銀界金字法華経(国重文)/絹本極彩色涅槃図(国重美)/日蓮聖人真筆曼荼羅/開山日什大正師真筆曼荼羅/検地帳--天正19年(1591)/大黒尊天像(市文)/その他多数あり