応急手当に関する現状と提案

学校関係者の皆様へ

人工蘇生器による応急手当の提案

image 日常の学校生活のなかで、学内の行事、体育の授業、クラブ活動中に、急病、ケガ、事故等が数多く報告されています。
特に中高校生の突然死がここ数年目立ち、全国で年間100人以上に達しています。
更に報告書の内容を分析すると、午前中に発作がおきた場合、70%以上の死亡率で午後の場合の50%をはるかに超えています。死因は、急性心不全、脳内出血、気管支喘息、日射病等、かなり多岐にわたっているのが特徴と言えます。
また、発作がおきてから3分以内に人工呼吸をした場合は、50〜60%の救命率があっても、4分以上過ぎてしまうと、10%以下となり、様々な重大な後遺症が残ることも報告されています。(大阪府スポーツ医学懇親会 全国調査より)
このような背景をもとに平成6年度から全国の高等学校において「救命蘇生法」が実地されるに至っているわけではありますが、果たしてこれだけで十分、且つ安全に応急手当が適切にできるのでしょうか?

1.私たちは人工蘇生器の設置をお勧めしています。

第一に、呼吸停止時に最も大切なことは、十分な酸素を脳細胞に速やかに送り込むことです。何故なら、酸素を蓄積する事のできない脳細胞は、酸素が3〜4分間も送られてこないと、どんどん細胞が破壊されて二度と元に回復できないからです。つまり、脳の障害の原因は、時間の経過と供に加速されるということです。特に脳血管の血栓や内出血があれば、空気中の酸素より高濃度の酸素を血管のバイパスを通じて脳細胞に送り込むことが急がれます。これによって細胞破壊を最小限度に食い止めることができるわけです。

第二に、人間の1回の換気量は、体重1キロに対し10ccといわれ、成人の場合は、450〜500cc/分であり、呼吸回数は15〜20回程度です。人工蘇生器は小児から成人まで幅広く、対応できるようにこれらの数値が自動制御されているので安心して使用できます。

第三に、人工呼吸は、施術者の都合で中止するわけにはいきませんが、人工蘇生器を使用している場合、救急車で病院への搬送中も継続して人工呼吸を行えるわけです。(ガスボンベが満タン時で約20分連続使用できます。)交通事情の悪化で、救急車の現場到着に時間がかかる地域では、特に大切です。

第四に、被災者の口やおう吐物に直接接触しないので施術者を肝炎・エイズ等の二次感染から守れます。

第五に、吸気・呼気の呼吸リズムを自然呼吸と同じように整えることによって、肺胞でのガス交換をスムーズに行い、脳細胞への酸素供給を間断なく行えます。手動による人工呼吸では、肺の弾性による呼気となりますが、自然呼吸のようにはいかず、時間のズレが生じてきます。通常、吸気と呼気の呼吸相比は1:2ですが、人工蘇生器はこの相比に合わせて人工呼吸ができます。

2.人工蘇生器を選ぶ目安とは?
確かに人工蘇生器(人工呼吸器)には、国産品や外国製など様々な種類がありますが、高価なもの、多機能なものが必ずしも良いわけではありません。
まず、使用者が専門家か一般人かによっても使い分ける必要があります。
もし、一般人であれば、機器が扱い易いことと、より安全であることを第一に考えるべきです。
更に専門医や病院に到着すまで連続使用できること、場所を選ばずに使用できるものを選ぶ目安にしていただきたいものです。
3.だからこそ「セーフティーOQ」をお勧めします。

セーフティーOQの特徴セーフティOQ

@ 操作箇所が少なく、速く操作ができます。
A 小児(1歳以上〜・体重7〜8s以上〜)から成人まで使用できます。
B 蘇生機能が付いています。
C 酸素吸入器としても使用できます。
D 一定量の酸素を肺に供給できます。
E 感染症が予防できます。(口対口の人工呼吸をしないため)
F 肺内の窒素や二酸化炭素等を自動的に排出します。(蘇生時に)
G

気道が確保されていないと音でわかります。

H 小型・軽量(5.2s)で、どこへでも持ち運びができます。
I 電気は一切使用しませんので、場所を選ばず使用できます。
J 酸素残量の確認ができます。
K 救急車が到着するまでのつなぎに使用できます。

自治体関係者の皆様へ--->


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