書籍 ラインナップ
研究図録「法然上人聚英」
¥33,000 (税込)
発行 浄土宗/B4判 336頁 上製本・ケース入り
宗祖法然上人800年大遠忌を記念して行った、法然上人に関係する重要な典籍、絵画、彫像の調査、研究成果を収録した研究図録。
総本山知恩院・隆信の御影、大本山知恩寺・鏡の御影、増上寺・法然上人伝絵、浄土宗・阿弥陀仏立像(源智上人造立の阿弥陀如来立像)など、典籍8点、絵画30点、彫像12点を収載。
それぞれの文物の成立、新たに判明した事象が、カラー図版と研究論説で解説されている。
掲載図版
- 法然上人御影
足曳御影(二尊院)、信実御影(知恩院)、隆信御影(知恩院)、鏡御影(知恩寺)、鏡御影(金戒光明寺)、二祖対面図(法然院)、坐像(當麻寺奥院)、坐像(知恩寺) - 法然上人絵伝
法然上人絵伝(増上寺) - 法然上人典籍
源空・証空自筆消息(清凉寺)、源空・証空等自筆消息(興善寺)、選択本願念仏集(廬山寺)、七箇条制誡(二尊院)、一行一筆般若心経・阿弥陀経(一心寺) - 祖師
善導大師画像(知恩寺)、浄土五祖画像(二尊院)、浄土五祖絵伝(光明寺)、伝善導大師立像(聖衆来迎寺)、善導大師坐像(善導寺) - 弟子
聖光上人坐像(善導寺)、西方指南抄(専修寺)、熊谷直実自筆誓願状(清凉寺) - 阿弥陀仏画像・彫像
阿弥陀三尊像(清浄華院)、阿弥陀如来立像(知恩寺)、阿弥陀如来立像(浄土宗)、同像内文書(浄土宗)、阿弥陀如来立像(新光明寺)、阿弥陀如来立像(光明院)、阿弥陀如来立像(誕生寺)、阿弥陀如来立像(宝台院)、阿弥陀如来立像(栄摂院) - 来迎図
阿弥陀聖衆来迎図(有志八幡講十八箇院)、阿弥陀二十五菩薩来迎図(知恩院)、阿弥陀三尊来迎図(光明院)、山越阿弥陀図(金戒光明寺) - 曼荼羅
智光曼荼羅板絵本(元興寺極楽坊)、智光曼荼羅軸装本(元興寺極楽坊)、智光曼荼羅厨子入本(元興寺極楽坊)、智光曼荼羅厨子扉絵四天王画像(元興寺極楽坊)、阿弥陀三尊像(蓮華三昧院)、当麻曼荼羅(知恩寺)、清海曼荼羅(成覚寺)、阿弥陀浄土図(西禅院)、当麻曼陀羅縁起絵巻(光明寺) - 二河白道図
二河白道図(清凉寺)、二河白道図(香雪美術館)、二河白道図(萬福寺) - そのほか
地獄極楽図(金戒光明寺)、十界図屏風(當麻寺奥院)、六道絵(新知恩院)
掲載図版 研究論説
- 美術篇
第一章 法然上人の御影と絵伝
第一節 御影に見る浄土宗祖師信仰発展の過程
第二節 増上寺本法然上人絵伝
第二章 善導大師と浄土五祖の画像
第一節 知恩寺本善導大師画像
第二節 二尊院本浄土五祖画像
第三章 来迎の諸相
第一節 有志八幡講本阿弥陀聖衆来迎図
第二節 華三昧院本阿弥陀三尊像
第三節 知恩院本阿弥陀二十五菩薩来迎図
第四章 浄土曼荼羅の諸相
第一節 智光曼荼羅
第二節 西禅院本阿弥陀浄土図
第三節 光明寺本当麻曼荼羅縁起絵巻
第五章 二河白道と地獄極楽
第一節 萬福寺本二河白道図
第二節 金戒光明寺本山越阿弥陀図及び地獄極楽図
第六章 浄土宗寺院に伝来する彫刻
法然上人座像(當麻寺奥院)
法然上人座像(知恩寺)
善導大師坐像(善導寺)
聖光上人坐像(善導寺)
阿弥陀如来立像(知恩寺)
阿弥陀如来立像(浄土宗)
阿弥陀如来立像(新光明寺)
阿弥陀如来立像(宝台院)
美術に見る初期の浄土宗 - 典籍篇
源空・証空自筆消息(清凉寺)
源空・証空等自筆消息(興善寺)
選択本願念仏集(廬山寺)
七箇条制誡(二尊院)
一行一筆般若心経・阿弥陀経(一心寺)
西方指南抄(専修寺)
熊谷直実自筆誓願状(清凉寺)
阿弥陀如来像胎内文書(浄土宗)
業を見すえて 浄土宗人権教育シリーズ⑤
¥990 (税込)
浄土宗出版/177頁
この度発刊いたします浄土宗人権教育シリーズ⑤「業を見すえて」は、シリーズ①「平等へのめざめ」刊行時に、業に関する多くの部分の改訂が必要とされ、検討を加えました結果、八年を経ましたが実現したものです。
この間、一般社会でも同和問題への様々な取り組みが行われて人々の人権意識が高まり、宗門各寺院の布教活動において、「業」や「輪廻」・「因果」に関する問題指摘の連絡を受けるようになり、この手引きの発刊が待たれておりました。
つきましては、浄土宗教師をはじめ寺族の方々、また壇信徒の皆様にも、本書により業に関する基礎を学習いただき、浄土宗の捉え方を正しく共有し、差別のない社会を共に築いてまいりたく存じています。
主な内容
- 仏教の業思想:業の本質とは? 業は仏にしか分からない!
- 日本の業思想:日本人は業をどう受け入れたか? 業思想と差別
- 法然上人と業:上人が用いられた宿業とは。往生と宿業と差別
- Q&A ほか
諷誦文(ふじゅもん) <品切れ>
¥1,960 (税込)
村岡研一 著/A5/167頁/中山書房仏書林
「住職!私の葬式の時は、諷誦文で皆を大笑いさせてくださいよ」
終(つい)の道 送る詩(うた)
諷誦文(ふじゅもん)
それは追悼の文。
別れを惜しむ人々の
涙をさそい
時としては
笑いさえ呼ぶことも
あるとか―。
葬儀の際、故人の人生を知ることによって、始めて故人との別れを惜しむことができる。真言宗僧侶の著者が二十四年にわたり、自ら故人のご家族より聞き書きし、故人の徳を讃える、まさに血の通った葬送の辞といえる。
パーティモッカ 二二七戒経
¥1,980 (税込)
落合 隆 編纂/126頁/Wat Phraputthabat-tamo発行/中山書房仏書林 発売
比丘パーティモッカ・二二七戒経は、
THE PATIMOKKHA/King Maha Makuta's Academy.Bangkok(英語版)のp.54からp.154までを原本として日本人比丘(僧侶)の方々と仏教学者によって編集され、タイ国で印刷されました。
本書の和訳文は、昭和四年に上梓された長井真琴著「戒律の根本」、南伝大蔵経の律蔵、平川本を基本に、タイ語訳文、英訳文を参照しながら現代の日本語に近い文型に再構成して2008年に出版された初版本に律の専門家を交え、
パーリ語、注釈書、タイ語、そして比丘としてサンガで修学する者の体験など様々な見地からの検討を加えて構成しています。
また編集は基本的に原本に従っていますが、解説文の一部に他の文献からの引用を行い、さらに実用の便を図りました。